ドイツ最南端のブドウ栽培地域、バーデン地方北部のクライヒガウに位置するワイナリーで、
全て自社畑生産でワインを製造しています。コンセプトは、「モダン&スタイリッシュ」。
伝統的なドイツワインとは一線を画す、スタイリッシュ且つインターナショナルなアプローチで高い注目と人気を集めています。
生産の中心となるブドウ品種はピノ種で、ピノ・ブラン、ピノ・グリ、ピノ・ノワールで、甘口の生産はほぼ無く、
辛口ワインの生産量が90%となるドライワインの産地です。
ハイトリンガーのワインは、長きに渡って熟成されて飲むものではありません。
クラウス氏の信条は「ワインはセラーで作るものではない。ヴィンヤード(畑)で作るものだ。」というように、
畑で取れたぶどうをぎゅっとボトルに閉じ込めたようなワイン造りを目指しています。
醸造家でCEOのクラウス・ブリュマイスター氏は父親が勤め先のワイナリーで醸造家をしていたことから、
生まれながらにして自然と父親の影響を受け、醸造家となりました。
生粋のバーデン出身者であり、子供の頃はブドウ畑やセラーの中で遊びながら育ちました。
今でも自分は”畑フリークだ。”と自負するほどで、毎年訪れる気候や収穫状況に真摯に向き合いながらブドウ栽培を手がけています。
醸造学を修める過程では、ボルドーやブルゴーニュのワイナリーで研鑽を積みました。
その後、ハイトリガーのオーナーに招聘され、誰よりもワイナリーのある地、クライヒガウを熟知している人物として、
2008年より醸造責任者を務めています。世界各地にハイトリンガーワインを広める為、
世界を飛び回っていたり、CEOであり、畑やセラー、在庫や出荷など全セクションの責任者ですが、
今でも畑に降り実際の作業を行います。したがって、ワイナリー付近のラヴェンズブルグ城の階段を100段上っても息切れしません。
日本に来日した際は、エスカレーターを一切使いません(笑)