カンティーナ・ザッカニーニ社は、中部イタリア、アブルッツォ州のアドリア海岸から約40km内陸にある田舎町ボロニャーノで、
1978年に創業された家族経営のワイン醸造所です。創業当初はワイン造りより、
他のワインメーカーに栽培したぶどうを販売していましたが、1982年より本格的にワインメーカーとしてワイン造りを開始しました。
そして現在は300ヘクタール以上の美しい自社畑を所有し、「高品質」を目指し顧客満足度を達成すべくぶどう畑から
使用するボトルに至るまで、常に最先端の技術とクオリティにこだわったワイン造りに情熱を注いでいます。
主要ブドウ品種はモンテプルチアーノ種、トレッビアーノ種、ペコリーノ種です。すべて自社畑で栽培されたブドウを使用しています。
ブドウ栽培においては、農薬の使用を極力抑えるために、アブラナなどの植物を植える対策をとっています。
また、畑の異常を感知するためにバラを植え、常に畑の状態をチェックしています。
ブドウの収穫は、すべて手摘み収穫で行うことで、健全なブドウを収穫しています。
「長年のザッカニーニの活躍がなければ、世界におけるアブルッツォワインの地位はどのようになっていただろう?」
そうガンベロロッソ誌に書かれた程、現在では名実ともに、イタリアを代表するワイナリーの一つであり、
アブルッツォ州のモンテプルチアーノの表現者として、国内外で高い評価を受けているワイナリーです。
とりわけアブルッツォ州とシチリアのワインというのは、大量生産・大量消費のワインという立ち位置にありましたが、
同州のワインを、こだわって高品質に造り上げ、その存在を世界に知らしめたのが
この「ザッカニーニ社」の小枝付きのワイン「トラルチェット」でした。
これがザッカニーニ社が「モンテプルチアーノの革命児」と呼ばれる所以です。